ドアガード(ドアチェーン)がかかって家に入れないときの対処法
最終更新日:2026年10月17日
ドアガードは室内側から操作する設備のため、まず中にいる家族に連絡し、応答がなく体調が心配な場合はためらわずに119番に通報してください。
ドアガードやドアチェーンは、室内側からかけ外しする補助的な錠です。鍵を開けてもドアガードがかかっていると、ドアは少ししか開きません。中に家族がいる場合は電話やインターホンで外してもらうのが基本です。呼びかけても応答がなく、急病などのおそれがある場合は119番に通報してください。中に誰もいないのにかかっている場合や、外してもらえない場合は、管理会社や鍵業者に相談します。
鍵を開けてドアを引いたら、数センチ開いたところで止まってしまった。このような場合は、室内側のドアガード(U字型のアーム)やドアチェーンがかかっていることが原因です。家族が内側からかけたまま眠ってしまった、子どもがいたずらでかけたなど、原因はさまざまです。
ドアの隙間から手や工具を入れて外そうとすると、けがやドアの破損につながるおそれがあります。この記事では、状況別の対処の順番と、業者に依頼する場合の伝え方、再発を防ぐ方法をご説明します。鍵そのものがなくて入れない場合は、家を締め出された時の対処法をご覧ください。
状況別の対処の順番
| 状況 | 最初に行うこと | 次の手段 |
|---|---|---|
| 家族が中にいて、連絡がつく | 電話・インターホンで外してもらう | — |
| 家族が中にいるはずだが、応答がない | 電話・インターホン・呼びかけを続ける | 急病などのおそれがあれば119番。事件性が疑われる場合は110番 |
| 中に誰もいないはずなのにかかっている | 無理に開けず、室内に人がいないか確認する | 不審な点があれば110番。なければ管理会社・鍵業者に相談 |
| 賃貸・分譲マンションで外せない | 管理会社・管理人に連絡する | 管理会社の指示に従って鍵業者を手配 |
命に関わるおそれがある場合は、費用や手順を考えるより先に119番・110番へ通報してください。
中に家族がいる場合の対処
1. 電話・インターホンで呼びかける
まず家族の携帯電話に電話をかけ、つながらなければインターホンを鳴らします。眠っている場合は、時間をおいて何度か呼びかけてください。
2. 応答がなく、体調が心配な場合は119番
高齢の家族や持病のある家族が中にいて応答がない場合は、急病のおそれがあります。ためらわずに119番に通報し、ドアガードがかかっていて入れないことを伝えてください。
3. 子どもがかけてしまった場合
小さな子どもが内側からかけてしまい、外し方が分からない場合があります。落ち着いて外し方を伝え、外せない場合や子どもが一人で長時間いる場合は、管理会社や鍵業者に相談してください。子どものいたずら対策は子ども・ペットの鍵トラブル対策で解説しています。
中に誰もいない場合の対処
1. 室内に人がいないかを確認する
誰もいないはずなのにドアガードがかかっている場合は、室内に人がいる可能性も考えられます。無理に入らず、隙間から声をかけて確認してください。不審な点がある場合は110番に通報します。
2. 閉めた拍子にかかることがある
ドアを閉めた振動で、ドアガードのアームが倒れてかかる場合があります。不審な点がなければ、管理会社や鍵業者に相談してください。
3. 管理会社・管理人に連絡する
賃貸住宅やマンションでは、ドアガードはドアに取り付けられた設備です。外すために部品を壊す可能性がある場合は、先に管理会社や管理人に相談してください。
4. 鍵業者に依頼する
鍵業者に依頼する場合は、電話で「鍵は開いているが、ドアガード(またはドアチェーン)がかかって入れない」と状況を正確に伝えてください。鍵開けとは作業内容が異なるため、対応の可否と総額の見積もりを確認してから依頼します。依頼時の確認事項は鍵屋の選び方をご覧ください。
ドアガードとドアチェーンの違い
| 種類 | 形状 | かかっているときの見分け方 |
|---|---|---|
| ドアガード | U字型などの金属製のアームを、扉側の受け金具にかける形式 | ドアが数センチ開いたところで、金属のアームに当たって止まる |
| ドアチェーン | 鎖の先の金具を、扉側のレールに差し込む形式 | ドアが数センチ開いたところで、鎖が張って止まる |
いずれも室内側からかけ外しする補助的な錠で、在宅時に来訪者の確認をするための設備です。外出時の施錠には使われません。補助錠の種類は補助錠の選び方で解説しています。
避けるべき行動
1. ドアを強く引く・体当たりする
ドアガードの取り付け部分やドア枠が変形し、修理費用がかかるおそれがあります。賃貸住宅では原状回復の対象になる場合があります。
2. 隙間から手や工具を差し込む
ドアの隙間に手や腕を入れると、ドアが閉まったときに挟まれてけがをするおそれがあります。工具を差し込むと、ドアや塗装を傷つける原因にもなります。
3. インターネットの解除方法を自己流で試す
ドアガードの形状はメーカーや製品によって異なります。製品に合わない方法を試すと、部品を壊して交換が必要になる場合があります。
賃貸住宅・マンションでの注意点
賃貸住宅では、ドアガードやドアチェーンも建物の設備です。外すために部品を壊した場合や、取り付け部分が変形した場合は、修理の手配と費用負担について管理会社・大家の判断が必要になります。業者を呼ぶ前に管理会社に連絡し、手配の方法を確認してください。
分譲マンションでは、玄関扉の本体は共用部分として扱われることが一般的です。ドアガードの交換や取り付け位置の変更など、扉本体にかかわる作業が必要になった場合は、管理会社に確認してから依頼してください。扱いの詳細は分譲マンションの玄関の鍵交換で解説しています。
管理人が常駐しているマンションでは、管理人室に連絡すると、対応の方法を案内してもらえる場合があります。夜間は管理会社の緊急連絡先を確認してください。
再発を防ぐための工夫
家族の誰かが外出しているときは、ドアガードをかけないというルールを家族で共有しておくと、締め出しを防げます。帰宅が遅くなる家族がいる日は、先に休む人がかけないようにしておいてください。
ドアガードは防犯上、在宅時の来訪者対応に役立つ設備です。外出中の防犯を強化したい場合は、室外から施錠できる補助錠の設置を検討してください。選び方は補助錠の選び方、オートロックの締め出し予防はオートロックマンションの締め出し予防策で解説しています。
締め出しの対処と料金を確認する
ドアガード以外の原因で入れない場合や、鍵業者への依頼を検討している場合は、対処法と料金の目安をあわせてご確認ください。